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Glossary

本ブループリントで頻出する用語のミニ辞書。 技術・戦術・フィジカル・栄養・運営、それぞれのドメインの基本語彙を圧縮。

▸ ランキング

ATP/WTA ポイント

別称: ランキングポイント

男子(ATP)・女子(WTA)プロテニスのランキング算出に使われるポイント。直近52週分を加算する仕組み(ローリング)。

  • グランドスラム優勝: 2,000pt
  • マスターズ1000優勝: 1,000pt
  • Challenger 100優勝: 100pt
  • M25優勝: 25pt

▸ 試合運営

Break Point (BP)

別称: ブレークポイント

リターンゲームで、1点取れば相手のサーブゲームを奪える(=ブレークできる)状況のこと。

  • 30-40 / 40-Ad で発生
  • メンタル的負荷が最大化するポイント
  • プロは「BP save rate 65%+」を防御KPIに掲げる

ブレークポイントを「相手のミスを期待する場面」ではなく「自分のパターンで取る場面」と定義できるかが、プロの分岐点。

▸ 栄養

CHO (Carbohydrate Fueling)

別称: 炭水化物補給

スポーツ栄養における炭水化物摂取設計。テニス試合中の推奨量は 60-90g/h

  • 1時間未満の運動: 通常食でカバー可
  • 1-2時間: 30-60g/h
  • 2-3時間: 60-90g/h(複数種類の糖が望ましい)
  • 3時間以上: 90g/h(果糖+グルコースのデュアル設計)

▸ 統計

Free Point

別称: サービスエース / アンプレイアブル

サーブで相手のリターンが返ってこない、または極端に甘いコースに返って3球目で確実に決まるポイントの総称。 ATPトップサーバーはFree Point率 30%以上を維持する。

サーブ強化の最終KPIとして使われる。

▸ コンディショニング

GIRD (Glenohumeral Internal Rotation Deficit)

別称: 肩関節内旋制限

投球側肩関節の内旋可動域が、反対側より15°以上少なくなる状態。 テニスサーブの繰り返しによる後方関節包の硬化が主因。肩のオーバーユース障害の温床となる。

予防策:

  • スリーパーストレッチ
  • 後方関節包モビライゼーション
  • Y/T/W シリーズによる後方筋群強化

▸ 戦術

I-formation

別称: Iフォーメーション

ダブルスのフォーメーション。ネット側選手がセンターラインに立つことでリターナーのコース選択を制限する。 サーバーとネット側選手は、サーブと同時にサイン通りに左右へ分かれる。

主にビッグサーバーが、リターンの的を絞り込ませない目的で採用する。

Serve + 1

別称: サーブプラスワン / 3球目攻撃

サーブとその直後の3球目までで決着をつける戦略パターン。 1stサーブ→甘いリターン→3球目フォアの典型形。プロのシングルスでは、全ポイントの40-50%がこの3球以内で終わる

サーブ+1で勝てない選手は、ラリーが長引くたびに不利になる。

▸ フィジカル

Periodization (ピリオダイゼーション)

別称: 周期化トレーニング

トレーニング負荷と内容を周期的に変化させる設計手法。 テニスでは「オフシーズン → プレシーズン → インシーズン → トランジション」の4周期が一般的。

  • オフシーズン: 有酸素ベース、筋肥大
  • プレシーズン: パワー、スピード
  • インシーズン: 維持、試合特異
  • トランジション: 回復、リカバリー

RSI (Reactive Strength Index)

別称: 反発力指数

ジャンプ高 ÷ 接地時間 で計算する反発力指標。プライオメトリクス能力の評価に使われる。

  • プロアスリート目安: 2.5+
  • 一般トレーニー: 1.5前後

接地時間を短くしながらジャンプ高を保てる選手は、「素早い切り返し」能力が高い。

YYIR2 (Yo-Yo Intermittent Recovery Test L2)

別称: Yo-Yoテスト

20m間欠ランで間欠的高強度運動の能力を測るテスト。テニス選手の有酸素ベース指標として広く採用される。

  • 男子プロ目安: 19.0+
  • 女子プロ目安: 17.0+

5分程度で測定可能、月1回のトラッキングに最適。